トム・ハンクスとジュリア・ロバーツには、もうしわけないが、この映画は、B級である。
だが、米国では日常的に起きていることを題材にしていることもあって、庶民には受ける映画であることも事実だろう。トムハンクスの自分の経験をもとに脚本を書き起こしたと紹介されている。
なぜB級映画なのか?
それは、大どんでん返しがないから。泣けないから。
高卒という学歴のために、大手スーパーの本部に昇格できずにリストラされる。
それで、コミュニティカレッジで、プレゼン能力、経済学、などを向上させるというのはわかるのだが、だから何?という結末である。
ネタばれになるので、あえて結末は書かないが、普通なら、さらに4年生大学ぐらいに進んで見返すのかとおもいきやである。
ただ、この映画、好きか嫌いかと言われたら、好きな映画である。
音楽が古くてカリフォルニア的で、物語が、アメリカならどこにでもあるような材料が散りばめられている。
極めて等身大の生活感のあるリアルな映画であると言える。
私がプロデューサーなら、ジュリア・ロバーツは使わない。
美人系でなく、カワイイ系のほうが、この物語には合うような気がする。
大学教授役だから、こういうキャスティングになったのだろうが・・・。
この映画の舞台は、大学は大学でも、誰でも入れるコミュニティカレッジである。
実際に、私も米国ボストンに在住していた時に、最も治安の悪いロックスベリー地区にあるコミュニティカレッジで1コマ聴講していたことがある。通ってきている人の年齢はばらばら。ほとんどが、ヒスパニックと黒人と元違法入国者。しかし、日本人が来ているということでおもしろがられ、最後は、チキンパーティにまで招かれた。なぜか、そういう地域の人たちは、ビーフでなくて、チキンなのである。
仕事をしていても、年をとっても、学び続けるということの大事さ。
そして、学ばなければ、アメリカでは生きていけないという競争の厳しさ。。
さらに、彼らが、皆、いつまでもアメリカンドリームを思い求めているということも知った。
非常に清々しい世界、がつがつした世界が、アメリカの大学にはある。
日本のけだるい大学とは雰囲気が違う。
それに、米国の大学で開講されている科目が、けっこう面白い。
実践的で、これって、大学で教えていいの?というようなものもある。
私が住んでいたボロアパートの掃除をしていたおばさんは、そのコミュニティカレッジから、マサチューセッツ州立大学に進み、さらにMBAまで取得して、今は会社のマネジャーをしている。コミュニティカレッジは、高校さえでていれば、だれでも格安で授業が受けられる。まさに、チャンスは平等にというアメリカ的精神があふれている学校でもある。
映画の中に出てくる、日本人の経済学の教授、ドクター・マツタニは、良いキャラをしているので、必見である。



























